年齢とともに増える費用と、無理なく続ける考え方
はじめに

犬との生活が長くなると、必要な品も揃い、日々の暮らしも落ち着いてきます。 でも、7歳を超えてくるあたりから、今度は「老犬ならではのお金のかかり方」が出てきます。
若い頃は、しつけグッズやおもちゃにお金がかかっていました。 それが年齢を重ねるにつれ、健康の維持や体調管理へと変わっていきます。
「毎月いくらかかるのか」「突然の出費にどう備えればいいのか」
なんとなく不安を感じたことは、きっと私だけではないと思います。
ただ、老犬にかかるお金は、すべてが一気に増えるわけではありません。 実際には、
- 毎日かかるもの
- 体調によって増えるもの
- 工夫できるもの
といった種類に分けて考えることができます。
この記事では、10歳に近づいてきた我が家のチワワ・キャバリア・トイプードルとの生活をもとに、老犬にかかる費用を整理しながら、無理なく続けていくための考え方と工夫をまとめていきます。
老犬にかかるお金の考え方
老犬になってきたと最初に感じるのは、フードが合わなくなってきたときではないでしょうか。 あるいは、散歩やお世話の中で「あれ、以前と少し違うな」と気づく瞬間かもしれません。
老犬期に差しかかると、これから莫大な費用がかかるような気がしてくることがあります。 できる限りのことをしてあげたい、という気持ちは誰でも同じだと思います。
でも、シニア生活を送る私には、すべてを完璧にする余裕はありません。
それでも、「すべてを完璧にしようとしないこと」で、意外と解決できることは多いです。
老犬にかかるお金は「全部増える」わけではありません。 必要なものと、調整できるものを分けて考えることで、無理なく続ける形が見えてきます。
また、全体像をあらかじめ知っておくことで、急な出費にも少し落ち着いて向き合えるようになります。
老犬で常にかかる費用
まず、日常的に必ずかかる費用から整理しておきます。
フード代

老犬になると、消化のしやすさや体調に配慮したフードを選ぶ必要が出てきます。 同じメーカーの商品でも、成犬用よりシニア用・老犬用のほうが価格はやや高め。 また、消化機能が落ちたり体質が変わることで、以前は問題なかったフードが合わなくなることもあります。
我が家のトイプードルは、ラム素材のフードに変えることでお腹の調子が戻りました。 また、犬種に特化したフードに変えてからは、嫌がらずに食べるようになりました。
ただ、コストはどちらもだいぶ上がりました。正直、ここは悩みどころです。
一方で、我が家のチワワとキャバリアは、若い頃と同じフードのシニアタイプで対応できており、コストはそれほど変わっていません。
体質によって費用が大きく変わる部分なので、その子その子の状態を見ながら判断するしかないな、と感じています。
フードで迷った時の記録はこちら →「老犬のフード迷走記①」
老犬のフードの選び方はこちら →「老犬のフードの選び方」
実際に使って落ち着いたフードはこちら →「老犬におすすめのフード」
ペットシーツ・消耗品
排泄の回数や状態が変化することで、ペットシーツの使用量が増えることがあります。 トイレの失敗が増えてきた場合には、シーツの交換頻度や設置場所の見直しも必要になってきます。
さらに年齢が上がると、おむつが必要になる場面も出てきます。 その時の状況によって費用は変わりますが、少し多めに見込んでおくと安心です。
最低限の医療費
- 予防接種
- ノミ・ダニ対策
- フィラリア予防
これらは、年齢に関わらず継続的に必要な費用です。 健康を維持するための基本的な支出として、毎年の予定に組み込んでおくと慌てずに済みます。
状況によって増える費用
次に、体調や状況によって変わってくる費用です。
体調不良(下痢・嘔吐など)

老犬になると、体調の変化が出やすくなります。 若い頃は様子を見ていれば回復していたゆるうんちも、なかなか戻らなかったり、治療が必要になることが増えてきます。
一時的な不調であっても、通院や薬代がかかることがあります。 我が家でも、悪化して点滴が必要になった経験があります。
ゆるうんちや下痢の対処はこちら →「老犬が下痢をした時の対処法」
お腹に配慮したフードについてはこちら →「老犬におすすめのフード」
病気やケガ
老犬になると、持病や慢性的な症状が出やすくなります。 通院が増えたり、継続的な治療費がかかる場合もあります。 手術や精密検査など、まとまった費用が必要になるケースもゼロではありません。
こうした費用は予測が難しいため、「ある程度は増えるもの」として、心積もりしておくことが大切だと感じています。
工夫できる費用
老犬の費用は増えるものばかりではなく、工夫次第で抑えられる部分もあります。
トリミング

定期的に必要なトリミングは、サロンに通うか自宅で行うかで、費用が大きく変わります。
我が家では、自宅トリミングに挑戦しています。
自宅トリミングで使っているバリカンや選び方については、こちらでまとめています。
▶ 老犬のバリカン選びを見る
3頭いるので、家計的にはとても助かっています。
初期費用はかかりましたが、長期的には無理のない選択だったと感じています。
自宅トリミングにかかる費用のリアルはこちら →「自宅トリミングと費用の現実」
使用している道具についても、こちらでまとめています→「老犬のバリカン選び」
健康管理
日常のケアによって、大きなトラブルを防げることもあります。
- 食事の見直し
- 生活環境の改善
- 体調の早期発見
小さな積み重ねが、結果的に医療費の軽減につながることがあります。
見直せる費用
工夫によって、負担を減らせる可能性がある部分です。
生活用品
食器・ベッド・ケージ・トイレ環境などは、一度整えると長く使えるものも多いです。 高価なものを揃えるよりも、その時の犬の状態を見ながら必要なものを選ぶほうが、結果的には無駄が少ないと感じています。
我が家では、床置きのフードボウルを足付きの高さのあるものに変えてから、食事中に喉につっかえることがなくなりました。小さな変化ですが、効果は感じています。
環境改善グッズ

床の滑り対策や暑さ対策などは、必要に応じて取り入れることで生活の質が上がります。 ただ、すべてを一度に揃える必要はありません。
とはいえ、室内で過ごす時間の多い老犬にとって、滑りやすい床は転倒や事故につながることがあります。 また、近年の夏の暑さは、対策なしでは熱中症の危険もあります。 命に関わることにもなりかねないので、ここは手を抜けないと感じています。
我が家でも、費用をかけすぎずに必要な対策ができるよう、少しずつ工夫を重ねてきました。
「本当に必要かどうか」を見極めながら、少しずつ整えていくのがいいと思っています。
滑り対策や床の工夫はこちら →「老犬がフローリングで滑る原因と対策(DIY実例)」
まとめ
老犬にかかるお金には、さまざまな種類があります。 でも、すべてが同じように増えていくわけではありません。
- 必ずかかるもの
- 状況で増えるもの
- 工夫できるもの
に分けて考えることで、無理なく続ける形を見つけやすくなります。
「すべてを完璧にする必要はない」
大切なのは、その子の状態に合わせながら、できる範囲で整えていくことだと思っています。 無理をせず、長く続けていける形を見つけること。 それが、老犬との生活を支える一番のポイントになるのかな、と感じています。
我が家で実際に落ち着いたフードはこちら →「老犬におすすめのフード」
自宅トリミングに使う道具については、こちら→「老犬のバリカン選び」



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