
老犬がフローリングで滑る姿を見ると、とても心配になりますよね。
我が家の黒のトイプードルも、8歳を過ぎた頃からリビングで腰を弓のように曲げて歩くようになりました。
外では普通に歩けるのに、家の中では滑って転びそうになる。
「もしかして病気?」「もう介護が始まるの?」と不安になりました。
原因を探り、できるだけお金をかけずに床対策をしたところ、歩き方は改善し、他の2頭も安心して走り回れるようになりました。
この記事では、我が家が実際に試した床対策をまとめます。
我が家では最終的にクッションフロアで改善しましたが、
まずは部分的に対策できるマットから始めるのも現実的です。
老犬がフローリングで滑る原因

<以前のフローリング。見た目はきれいですが、シニア犬には滑りやすい床でした。>
まずは、滑る原因を整理しました。
足裏の毛や爪の状態
足裏の毛が伸びていたり、爪が長くなっていると、滑りやすくなります。
床対策の前に、まずはここを確認するのが近道です。
足裏の毛や爪の状態によっては、それだけで滑りが改善することもあります。
トリミングのやり方や、実際の悩みについてはこちらで詳しくまとめています。
→「老犬トリミングのやり方と悩み」
→「老犬3頭それぞれのトリミング事情」
病気や怪我の可能性
関節炎やヘルニアなどの可能性もあります。
外では普通に歩けるかどうかも判断材料になります。
我が家のトイプードルは外では問題なかったため、床が原因と考えました。
生活環境の問題
フローリングは若い頃は問題なくても、シニア期になると負担が大きくなります。
床暖房があるご家庭は、床材選びでさらに選択肢が絞られます。
我が家が試した床対策
床対策は大きく3つに分けられます。
・敷くだけタイプ
・塗るタイプ
・貼るタイプ
若い頃からいくつか試してきました。順番に振り返ります。
敷くだけタイプ
■ ジョイントマット(はめ込み式)
若い頃に使用していました。
設置が簡単で価格も手頃なのですが、引っ掻いてボロボロになり、
つなぎ目から尿が漏れて床にシミができてしまいました。
気づかないうちに悪臭が広がり、最終的に撤去しました。
■ 塩化ビニル製ラグマット
90×180cmほどの防臭タイプをトイレ下に使用しています。
この上では滑りません。
ただ、縁から尿が回ることがあり、広範囲には向きませんでした。
■ 吸着タイプのタイルマット(60cm角)

ベランダ付近のよく遊ぶエリアに敷きました。
部分的に対策する場合は、このタイプが一番手軽で始めやすいです。
一枚ずつ洗えて、価格も手頃。歩きやすさも十分でした。
ただ、日差しで吸着剤が劣化し、床に張り付いてしまいました。
床暖房には不向きで、全体への施工は断念しました。
塗るタイプ(犬用滑り止めワックス)

見た目を変えずに対策できる点は魅力です。
施工も簡単で、フローリングの風合いをそのまま保てます。
ただ、数ヶ月で効果が落ちてくるため、定期的な塗り直しが必要です。
正直、継続するのが難しく、我が家では長く続きませんでした。
価格目安:2,000〜5,000円/本
貼るタイプ(クッションフロア)

最終的に選んだのがクッションフロアです。
ペット対応・床暖房対応のロールタイプをネットでまとめ買いしました。
いろいろ試した結果、
「しっかり滑りを防ぎたいなら貼るタイプが一番安心」と感じました。

<こちらが現在の床の様子です(施工後1年経過)。>
実際に我が家が行ったクッションフロア施工の流れや、
選び方・失敗したことについては、
こちらの記事で詳しくまとめています。
→「老犬のためにクッションフロアをDIY施工した話」
DIYで約20畳を施工した費用と作業
・施工面積:約20畳
・総額:約60,000円
・1畳あたり:約3,000円
主人と二人で、半日以上かかりました。
業者に依頼すると15万〜30万円以上になる場合もあると聞きます。
DIYでここまで抑えられたのは、正直ありがたかったです。
施工後の変化
・トイプードルの腰が自然に戻った
・滑らなくなった
・他の2頭も安心して走れる
・掃除が楽になった
現在1年経過。
床暖房も問題なく使えています。

<滑らなくなり、自然に歩けるようになりました。>
床材の価格目安まとめ
| タイプ | 目安(1畳あたり) |
|---|---|
| 敷くだけタイプ | 約3,500〜5,000円 |
| ワックス | 約2,000〜4,000円 |
| クッションフロア(一般DIY) | 約5,000〜10,000円 |
| クッションフロア(我が家) | 約3,000円 |
まとめ
老犬が滑る原因は、年齢だけではありません。
床環境を整えることで、歩き方は変わります。
我が家では約20畳をDIYで施工し、
総額約60,000円、1畳あたり約3,000円で対策できました。
できることから少しずつ、というのが長く続けるコツかもしれません。
無理のない範囲で、できる対策から始めてみるのがおすすめです。
老犬との時間を穏やかに過ごすために、
床の見直しも選択肢の一つとして、参考になればうれしいです。


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