原因とすぐできる工夫
はじめに

老犬になると、それまで普通に食べていたご飯を 急に食べなくなることがあります。
- 少し残すようになった
- 匂いは嗅ぐのに食べない
- 日によって食べムラがある
数日間なら体調を見ながら対応できますが、 それが長く続くと、やはり心配になりますよね。
我が家でも、3頭それぞれに食べない時期がありました。 理由も違えば、合った対応も少しずつ違いました。
この記事では、老犬がご飯を食べないときに考えられる原因と、 我が家で実際に試してきた対処法をまとめています。
「どうしたらいいのか分からない」と感じている方の、 ひとつの参考になれば嬉しいです。
老犬がご飯を食べないとき、まず知っておきたいこと
昨日までペロリと食べていたご飯を急に食べなくなると、 どこか悪いのではないかと慌ててしまいます。
ですが、必ずしもすぐに深刻な状態とは限りません。
ですが、必ずしもすぐに深刻な状態とは限りません。
一般的に考えられる原因としては、
- 加齢による嗅覚・味覚の低下
- 筋力・消化機能の低下
- 歯の痛み
- 病気(腎臓病など)
があります。
ただし、
- 2日以上食べない
- ぐったりしている
- 水も飲まない
このような場合は、早めに動物病院への受診をおすすめします。
この記事では、すぐに病院というほどではないけれど気になる、 そんな状態のときに家庭でできる工夫をまとめています。
老犬がご飯を食べない主な原因
食べなくなる理由は、ひとつではありません。 いくつかの要因が重なっていることも多くあります。
我が家でも、あれこれ試してみて初めて原因が分かることが多く、 しかも3頭それぞれで違いました。
同じ子でも、良くなったと思ったらまた次のことが出てくる、 そんな繰り返しでした。
ここでは、よくある原因を整理します。
食欲の変化は体調サインの一つでもあります。気づき方については老犬の体調不良に気づくサインにまとめています。
加齢による変化

年齢とともに味覚・嗅覚が衰え、食べ物への興味が薄れることがあります。 消化能力も低下し、以前と同じフードが合わなくなることもあります。
我が家では、7歳を迎える頃から寝る時間が増え、 運動量が減りました。成犬用フードで胃もたれしているように 感じ始めたのも、そのくらいの時期でした。
噛む力の低下や口内トラブル
筋力の低下に加え、歯の痛みなどで 硬いものが食べにくくなることがあります。
我が家でも、歯の健康のためにと続けていた 硬めのドライフードや歯磨きガムを、 「これは無理です。いりません」というように 顔を背けるようになりました。
体調不良
体調がすぐれないときは、食欲が落ちます。 元気があるか、便の状態はどうか、どれくらい続いているか、 そういった変化を見ながら判断します。
元気がない、便の状態が気になる場合は、老犬が下痢をした時の対処法にまとめています。
フードの影響(嗜好・体質)

同じフードでも、ある日を境に食べなくなることがあります。
我が家のトイプードルは、体質的に合わなくなることがありました。 また、療養食で美味しいウェットフードを食べた後に、 「前のフードは出してくれなくていい」とばかりに ハンガーストライキをされたことも。 恨めしそうな顔で睨まれました。 トイプードルあるある、かもしれません。
ストレスや環境の変化
環境の変化や些細なストレスも、食欲に影響することがあります。
我が家では、季節の変わり目や発情期 (もう出血はないのですが、それでもソワソワと活発になります) にも、食欲の変化が出ることがあります。
すぐにできる対処法
ご飯を食べないとき、小さな工夫で改善することもあります。 我が家で実際に試してきた方法を紹介します。
老犬フードへの切り替え
最初に試したのは、成犬用から老犬用フードへの切り替えです。
いきなり変えるのではなく、おやつ感覚で試してから、 4分の1だけ老犬用・4分の3は成犬用という形で始め、 様子を見ながら少しずつ割合を変えていきました。
チワワは体重管理がしやすくなり、 食いしん坊のキャバリアは8歳のうちは成犬用を多めに。 細身のトイプードルは、フード選びにとても苦労しました。
完全に老犬用に切り替えたのは、9歳になってからです。
詳しい経過は「老犬3頭のフード迷走記①」にまとめています。
量を減らして回数を分ける
お腹を壊して受診した際、 「小型犬は1日1回では胃に負担が大きい」と教わりました。 そこで1日2回に切り替えたところ、 食べ方もお腹の調子も安定しました。
ひとつだけ失敗談があります。 1回量が半分になるので、私も犬も物足りなく感じてしまい、 つい量を増やしてしまいました。 結果、体重が増えすぎて動物病院の先生に叱られました。
1日に与える総量は変えないこと、これが大切なポイントです。
フードをふやかす・温める

固さが原因で食べにくくなっている場合、 ふやかすことで食べやすくなります。
我が家のトイプードルは、ドライフードに水を入れると 食べるようになりました。 それでも渋るときに、お湯を入れて香りを立たせたら 急に食いつきが良くなりました。
トッピングを少量加える
少し変化をつけるだけで食べるようになることがあります。
我が家では犬用ふりかけを試したり、 トイプードルがラムフードを嫌がるようになったときには、 他の2頭のチキンフードを少量混ぜたら食べるようになりました。
食べさせ方を変えてみる

食が進まないとき、手から直接あげると食べることがあります。
以前飼っていた犬が年老いて食べられなくなってきたとき、 手のひらにフードを乗せて口元に差し出すと、 嬉しそうに食べてくれた経験があります。
また、フードボウルの高さを変えるのもひとつの工夫です。 首を下げずに立ったまま食べられる高さにすることで、 我が家の子たちは咳き込まずに食べやすくなりました。
我が家の3頭の場合
3頭は現在9歳を過ぎ、10歳に近づいてきました。
7歳前後からフードが合わなくなったり、 お腹を壊したりすることが増えてきました。 原因も対応も3頭それぞれで違い、 試行錯誤の連続でした。
その詳しい経過は、こちらにまとめています。
老犬3頭のフード迷走記①(内部リンク)
こんなときは病院へ
以下のような様子が見られるときは、 早めに動物病院に相談してください。
- 2日以上食べない
- 元気がない、ぐったりしている
- 水も飲まない
- 嘔吐・下痢がある
- 体重がどんどん減っている
まとめ

老犬がご飯を食べなくなると、不安になりますよね。
でも、犬の様子を見ながら少しずつ工夫することで、 改善することもあります。
原因はひとつではなく、いくつかが重なっていることの方が多い。 そして、加齢による変化であることも少なくありません。
原因を取り除こうとするより、 その子のその時の状態に寄り添いながら対応していく。
我が家でもまだ試行錯誤は続いていますが、 そんなふうに考えるようになってから、 少し気持ちが楽になりました。
同じように悩んでいる方の、 小さなヒントになれば嬉しいです。



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