老犬3頭と初めて旅行して分かったこと|60代の私が「また行ける」と思えた理由

暮らしの改善

旅行へ行く前は、不安ばかりでした。

「本当に行けるのかな。」

老犬3頭との旅行。
60代になった私に、本当にできるのだろうか。
犬たちは楽しめるだろうか。
運転は大丈夫だろうか。
体調を崩してしまったらどうしよう。

そんなことばかり考えていました。

でも帰ってきた今、思うのは、
「一歩踏み出してみて良かった。」
ということです。

若い頃と同じ旅行はできなくても、今の私たちには今の楽しみ方がありました。
今回は、老犬3頭との初めての旅行を終えて、私が一番感じたことをまとめたいと思います。

若い頃とは旅行の楽しみ方が変わっていた

若い頃の旅行は、
「ここでしかできないことを、できるだけたくさんしたい。」
そんな旅行でした。

観光地を回り、おいしいものを食べ、お土産を買い、限られた時間を目いっぱい使って楽しんでいました。

でも今回の旅行は少し違いました。
「ここで家族みんな(もちろん犬たちも)が楽しめることを、じっくり楽しもう。」
自然とそんな旅行になっていたのです。

焚き火を囲んだ時間。
火をつけるのに苦労したからこそ得られた工夫と達成感。

ブルーベリー園で孫が夢中になって実を探していた時間。
どんな実が甘いのか一緒に考えながら試した探究心。

犬たちがドッグランやテラスでのんびり過ごしていた時間。
最初の緊張が徐々にリラックスに変わり、お気に入りの場所を作っていった変化。

どれも、時間に追われていたら気付けなかったことばかりです。
一つ一つの時間そのものが思い出になっています。

準備は「心配性」だったからではなかった

今回の旅行では、準備にたくさん時間をかけました。

宿探し。
レンタカー。
ソフトケージ。
健康管理。
持ち物。

以前なら、ガイドブックや旅行サイトを見て大まかな計画を立てれば十分でした。
そして、
「足りなければ現地で買えばいい。」
そんな旅行だったと思います。

でも今は違います。
退職し、以前ほど旅行にお金をかけられるわけではありません。
だからこそ、お金で解決できない部分は、調べたり準備したりすることで補いました。

振り返ると、それは「心配性だった」からではありません。
「旅行中は安心して楽しみたい」
そのために、旅行前に不安を一つずつ減らしていただけだったのだと思います。

今回の旅行では、一つひとつ準備を進めたことで、安心して出発することができました。

▼旅行前の準備について詳しくはこちら
老犬3頭との旅行準備|約3か月前から始めて良かったこと【準備スケジュール付き】
老犬3頭との旅行でレンタカーを利用|車種選びから実際に使って分かったこと
老犬との旅行前にやって良かった健康管理|ワクチン・暑さ対策・トリミングで安心して出発するために
老犬3頭との犬連れ旅行で本当に役立った持ち物|使って分かった必需品と次回見直したいもの

計画どおりに進めなくても大丈夫だった

旅行前は、予定をきちんと決めておこうとしていました。
そうしないと、絶対のおすすめを取り逃がしてしまうと思っていました。

これだけは、と思って立てた計画も、実際には、その通りにはいきませんでした。

宿では犬だけのお留守番ができず、観光予定を変更。
暑ければ休憩。
犬が歩かなければ抱っこ。
そのたびに予定を変えながら過ごしました。

そんな私に娘は、
「そんなに気負わなくても、行き当たりばったりでも楽しめるよ。」と。

その時は、「でも予約もあるし、時間もあるし……」と、私はまだ予定通り動こうとしていました。

「だって、せっかく河口湖に来たんだもん。今しかできない経験だよ!」
少し反発した私ですが、終わってみると、その言葉の意味がよく分かりました。
旅行は予定どおりに進めることより、その場で楽しむことの方が大切だったのです。

実際に訪れた観光地や、犬と過ごした様子については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
老犬3頭と河口湖を観光して分かったこと|夏でも楽しめた犬連れスポットと過ごし方

犬たちは思っていた以上に旅行を楽しんでいた

私が一番心配していたのは、犬たちでした。

環境が変わってストレスにならないだろうか。
体調を崩さないだろうか。
そんな不安ばかりでした。

でも実際には、犬たちは新しい場所を楽しんでいました。

一番心配だった神経質なトイプードルも、最初こそ私のそばから離れなかったり、ちょっとしたことでクンクン言ったり、お水も飲まなかったりしていましたが、いつの間にかいつもの様子に戻っていました。

ソフトケージだけでなく、宿のケージを自分の居場所にし、
心地よいキャンプチェアや保冷バッグの上に寝そべり、
ドッグランやテラス、時には部屋の中も自由に動き回っていました。

良かれと思った極上ご飯(ウェットフード)は好きな子・嫌いな子に分かれましたが、
お裾分けのお肉は、みんな目を輝かせて美味しそうに頬張っていました。

観光から戻ると、早く車に乗せてとせがむようにもなり、ケージでほっとする姿を見ると、頑張って準備して良かったなあと思えました。

車にも慣れ、
お気に入りの場所を見つけ、
自然の中でのんびり過ごし、
犬たちも、それぞれのペースで旅行を楽しんでくれていたように思います。

帰宅後と翌日は人間と同じようによく眠っていましたが、2日後にはすっかりいつもの生活へ戻っていました。
トイプードルだけは、「あの美味しいご飯をちょうだい」というようにハンスト!
でもそれも含め、犬たちが愛おしく思えました。

元気に行けた安心感と共に、犬たちの新たな一面を知ることができ、以前より絆が深まったように感じています。

「10歳だから旅行は難しい。」
そう思い込んでいたのは、犬ではなく私のだったのかもしれません。

数年ぶりの運転について詳しくはこちら
老犬3頭との旅行でレンタカーを利用|車種選びから実際に使って分かったこと

私もまだ旅行を楽しめる

今回、もう一つ意外だったことがあります。
それは私自身です。

数年ぶりの運転。
しかも長距離。
最初は不安でいっぱいでした。

世の中では、高齢者の事故が多いと言われ、免許返納が話題になることも増えました。
若い頃から運転していたので、車の怖さは嫌というほど身に染みています。
もう、運転は辞めた方がいいと真剣に思っていました。

でも実際には思っていたより落ち着いて運転できました。
世の中のニュースが、私を慎重にし、安全運転を心がけさせてくれたからでしょう。

制限速度で走ることをカッコ悪く感じたり、1分でも早く目的地に着くことに達成感を感じたり、そんな感覚をすっかり捨てることができたのが、一番の事故防止だったと思います。

そして、3世代旅行というと、
私はどこか、
「孫のお世話をしながら、疲れたら留守番をする。」
そんな自分を想像していました。
お供をするご隠居さんのイメージです。

でも違いました。
娘と一緒に旅行を計画し、
犬たちのことを考え、
運転もし、
家族みんなで焚き火を囲みました。

「いいよ!ここは私が運転していく。」
そんな言葉が口をついて出ました。

「こうやったら火がつくかなあ?何か燃えやすいものは?あおいでみよう!」

気が付くと、私自身も旅行を思い切り楽しんでいました。

「もう隠居生活かな。」
そんなふうに思っていた気持ちが、少し変わった旅行でもありました。

まとめ

今回の旅行で一番感じたのは、老犬がいるから旅行を諦めるのではなく、今の自分たちに合った旅行の形を見つければいいということでした。

若い頃と同じ旅行である必要はありません。
たくさん観光地を回らなくてもいい。
予定どおりに進まなくてもいい。

大切なのは、その場所で家族みんな、
もちろん、犬たちみんな含めて一緒に楽しめる時間を過ごすことでした。

犬も私も少しずつ歳を重ねていきます。
だからこそ、「いつか行こう」ではなく、「行ける今を大切にしたい」。
今回の旅行は、そんなことを教えてくれました。

そして今、
旅行前の不安で一体だった私に会えるなら、きっとこう声を掛けます。

「大丈夫。一歩踏み出してみよう。」

そうすれば、老犬3頭との旅行は、
「もう行けない」と思っていた毎日を、
「まだいける」に変えてくれるかもしれません。

あわせて読みたい

老犬3頭との旅行準備|約3か月前から始めて良かったこと【準備スケジュール付き】
老犬3頭との犬連れ旅行で本当に役立った持ち物|使って分かった必需品と次回見直したいもの
【宿泊レビュー】老犬3頭と泊まった「ドッググランピング河口湖」|実際に泊まって感じた良かった点・気になった点

◀ 前の記事

老犬3頭と河口湖を観光して分かったこと|夏でも楽しめた犬連れスポットと過ごし方
老犬3頭と河口湖を旅行して実際に訪れた犬連れ観光スポットをご紹介。ブルーベリー狩りや石の博物館、大石公園、店内で食事ができるお店など、真夏でも無理なく楽しめた過ごし方や暑さ対策、犬のペースを優先した旅行で感じたことをまとめました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました