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まだ歩ける老犬3頭がいる我が家にとって、ペットカートは、これからも犬たちと一緒に出かけていくために「あるといいもの」だと感じるようになりました。
そう思うようになった経緯や、ペットカートを選ぶときに確認したいことは、前の記事で整理しています。
では、実際に我が家ならどんなペットカートを選ぶのか。
この記事では、我が家の条件に合うカートを、悩みながら絞っていった過程を書いています。
ネットで見るペットカートは、どれも魅力的です。
だからこそ、まずは前の記事で整理した条件を我が家に当てはめて、何を優先するかを決めました。
そのうえで、ネットだけでは分からないところは、実物を見たり、犬を乗せてみたり、メーカーに問い合わせたりしました。
そうしながら、条件そのものも見直していきました。
今回は、その過程で何が見えてきたのか、どこを妥協できたのか、そして今どのタイプが残っているのかをまとめます。

何を一番楽にしたいかを先に決める

ペットカートを選ぶとき、最初から細かい条件を全部並べると、かえって迷いやすくなります。
まずは「何を一番楽にしたいのか」を考える方が、候補を絞りやすいと感じました。
我が家の場合、いちばん大きいのは、通院や抱っこを楽にしたいということです。
老犬3頭との暮らしでは、移動の負担を減らせるかどうかが、まず大切だと感じています。
そのうえで、少し遠い公園やいろいろな場所へ行きたい気持ちもあります。
3頭で一緒に出かけたいという思いもあります。
つまり我が家では、①の「通院や抱っこを楽にしたい」を軸にしました。
そのうえで、②の「少し遠い公園やいろいろな場所へ行きたい」と、③の「多頭で一緒に出かけたい」も、できれば叶えたい条件として重ねて考えることにしました。
どの使い方でも、まず安全に使えることが大前提

前の記事では、どの使い方でも共通して確認したいことを整理しました。
コットの広さや深さ、飛び出し防止リード、安定性、通気性・暑さ対策、将来の介護への使いやすさです。
その中でも我が家で特に大きかったのは、コットの広さ・深さと安定性です。
1頭だけでなく、2頭でも安全に乗れる広さは欲しい。
一方で、飛び出し防止リードや暑さ対策は、オプションや使い方で補える部分もあります。
そこで我が家では、まず安全に乗れることを優先して見ていくことにしました。
暮らしに合わせる条件も重ねて考えた

さらに、犬の条件だけでなく、私自身の暮らし方に合うかも考えました。
我が家で絶対に外せないのは、毎回きちんと畳めることです。
車がなく、基本的に一人で使うので、大きすぎたり重すぎたりすると、続けて使うのが難しくなります。
一方で、荷物の積みやすさや長時間の外出への対応は、できれば欲しい条件です。
公共交通や悪路への対応は、使い方や行き先の工夫で、ある程度調整できそうだと感じました。
全部入りを目指すより、我が家にとって外せない条件から絞る方が選びやすいと分かってきました。
迷ったら「絶対に必要・できれば欲しい・なくても困らない」で整理

ここまで考えて、我が家の条件を3つに分けてみました。
絶対に必要
- 1〜2頭が安全に乗れる広さと深さ
- 安定して使えること
- 私一人でも扱えて、毎回畳めること
できれば欲しい
- 必要なときには3頭でも使える広さ
- 犬が落ち着いて過ごせること
- 荷物を載せやすいこと
- 少し遠い場所や長めのお出かけにも使いやすいこと
なくても困らない・工夫できそう
- 3頭全員がいつでもゆったり乗れること
- 公共交通での使いやすさを最優先すること
- 砂利道や段差の多い道でも高い走行性があること
- どんなレンタカーにも載せやすいこと
こうして整理すると、探すカートの姿がかなり具体的になってきました。
「3頭用の大きなカート」ではありません。
1〜2頭なら無理なく使えて、必要なら3頭にも対応でき、私一人で毎回扱えるものです。
そこで、この条件をもとに、ネットで調べてきたことや店舗で見たことを振り返りながら、候補を見直していきました。
条件が見えてきたところで、候補をもう一度整理してみた

店舗では、我が家の条件に合いそうなカートを店員さんに選んでもらいました。
見るだけでなく、実際に押したり、畳んだり、コットを外したりして、操作も確認しています。
試したのは、次の5台です。
- コムペット ミリミリ オートN
- FikaGO FREE TO GO 2(現行モデルはFREE TO GO 2.5
)
- FikaGO AGILE 2
- コムペット ルルテイル キャリー
- AirBuggy DOME3
このときは電車で出かけた先の店舗だったので、犬たちは連れて行っていません。
そのため、分かったのは主に飼い主側の扱いやすさでした。
実物を見ると「大きさ」と「扱いやすさ」の関係がよく分かった
店舗で触ってみて、一番分かりやすかったのは、やはりサイズの違いでした。
小さめのミリミリやFREE TO GOは、畳む・持つ・動かすという動作が楽です。
一方、AGILE 2やルルテイルのように3頭でも余裕がありそうなタイプは、犬にとっては快適そうです。
ただ、その分カートそのものも大きくなります。
また、店内ではどのカートもかなり押しやすく感じました。
ただ床が平らなので、走行性の違いまでは、正直よく分かりませんでした。
店舗で確認しやすかったのは、次のような部分です。
大きさ、畳みやすさ、持った感じ、コットの広さ、一人で扱えそうか。
ここでまた迷いました。
小さいカートなら使いやすい。
大きいカートなら3頭には快適そう。
でも、今の3頭が快適だからという理由だけで、大きいカートを選んでいいのだろうか。
3頭とも老犬です。
この先もずっと3頭で使うとは限りません。
今の頭数だけに合わせて大きなカートを選ぶと、数年後には持て余すかもしれない。
この点が、大きめのカートを選びきれない、いちばんの引っかかりでした。
AirBuggyは一度候補から外していた
AirBuggyも、この店舗で確認しました。
しっかりしたつくりで、安定感があるのは分かりました。
ただ、我が家にとっては本体が重く、カート自体も大きめです。
車がなく、基本的に一人で扱うことを考えると、
「良さそうだけれど、我が家には少し大がかりかな」
と、この時点では候補から外す方向でした。
ここでも気になったのは、先ほどと同じ問題です。
3頭が快適に乗れる大きなコットを選んでも、この先ずっとその大きさが必要とは限りません。
「コットを替えられる」と知って、AirBuggyがもう一度候補に戻った
ところがその後、近くの店舗で、AirBuggyについて店員さんと話す機会がありました。
そこで初めて、AirBuggyはフレームをそのまま使い、コットだけを交換することもできると知りました。
これは、私にとってかなり大きな情報でした。
今は3頭に合わせて大きなコットを使う。
この先、2頭、1頭になったときには、小さなコットに替える。
それなら、「今の3頭に合わせて大きなカートを買ったら、将来持て余すかもしれない」という迷いに、一つの答えが出ます。
一度外しかけていたAirBuggyが、ここでまた候補に戻ってきました。
さらに店員さんから、3頭を連れてきて実際に乗せてもいいと言っていただきました。
そこで、後日あらためて試してみることにしました。
AirBuggy DOME3に3頭を実際に乗せてみた
レギュラーは「入るけれど、かなり詰まる」
まず試したのは、DOME3のレギュラーです。
コット内寸は、幅31cm × 全長53.5cm × 深さ23cmです。
3頭とも入ることはできました。
ただ、見た感じはかなり詰まっています。
短時間なら使えそうですが、長く乗るには窮屈そうでした。
ここで、「3頭が入る」と「3頭が快適に過ごせる」は、やはり違うのだと実感しました。
ラージは、3頭がすっぽり収まった
次に試したのはラージです。
コット内寸は、幅32cm × 全長66cm × 深さ23cmです。
幅はレギュラーとほとんど変わりません。
でも全長が長くなるだけで、3頭の収まり方はかなり違いました。
「広々」というほどではありませんが、3頭がすっぽり入る感じです。
数字だけ見ていたときには、分からなかった差でした。

PETTENAは実物未確認です。
深さがあると、思ったより落ち着いていた
もう一つ意外だったのが、3頭とも思ったより落ち着いていたことです。
特に我が家のトイプードルは、隙間があると、鼻先や前足で押して外へ出ようとすることがあります。
ところが、このときは無理に出ようとする様子はありませんでした。
深さが23cmあり、コットそのものもしっかりしています。
そのため、囲まれている感じがあったのかもしれません。
もちろん、店舗で短時間試しただけなので、長時間でも同じとは限りません。
それでも、幅や長さだけでなく、コットの深さも大切なのだと実感しました。
実際に犬を乗せてみて、本当によかった
今回、3頭を実際に乗せてみたことは、かなり参考になりました。
カタログの内寸を見れば、ある程度の大きさは分かります。
でも、次のようなことは、数字だけでは分かりません。
- 犬同士がどう収まるか
- 立ったり座ったりできるか
- 思ったより狭いのか、広いのか
- コットの深さで犬の様子がどう変わるか
我が家の場合は、AirBuggyを試したことで、「必要な広さ」の感覚そのものが、かなり具体的になりました。
検討しているカートを試せる店舗があり、犬を乗せてもよいのであれば、実際に試してみることをおすすめしたいです。
特に多頭飼いでは、耐荷重だけでなく、実際に何頭がどんなふうに収まるかを見る価値は大きいと感じました。

AirBuggy DOME3
大きなタイヤとしっかりしたフレームを持つタイプです。
店舗で、3頭を実際に乗せて試乗しました(レギュラー・ラージ)。購入はしていません。
試乗したことで、ほかの候補の見え方も変わった
AirBuggyを実際に試したことで、最初の店舗で見たほかのカートの位置づけも、少しはっきりしてきました。
ミリミリやFREE TO GOは、一人で扱いやすく、1〜2頭を中心に使うなら、とても現実的です。
ただ、必要なときに3頭で使うことまで考えると、もう少し広さが欲しいところです。
AGILE 2やルルテイルは、3頭で乗るには安心です。
でも、「3頭全員がいつでもゆったり」は、我が家の絶対条件ではありません。
AirBuggyは、犬の快適さやコット交換の考え方が魅力です。
ただ、重さや、カートとコットの置き場所まで考えると、生活側を少し変える必要があります。
小さいものでは少し物足りない。
でも、今の3頭だけに合わせて大きなものを選ぶほどでもない。
そんな我が家の「ちょうどいいところ」が、だんだん見えてきました。
その「中間」に近く見えたのがPETTENA
そこで改めて見直したのが、以前から気になっていたPETTENAのMILOUとMILOU Auto Standです。
どちらも実物はまだ見られていません。
ここからは、公式情報とメーカーへの問い合わせをもとにした内容です。
2機種のコット内寸は、どちらも幅58cm × 奥行33cm × 高さ24.5cmです。
耐荷重も25kgで、犬が乗る部分の基本的な広さは共通しています。
AirBuggyのレギュラーとラージに3頭を乗せたあとだったので、この数字も以前よりイメージしやすくなりました。
レギュラーほど詰まりすぎず、ラージほど大きくない。
1〜2頭なら余裕があり、必要なときには3頭でも使えるかもしれない。
今の我が家が探している「中間」に近く見えます。

PETTENA MILOU
コットを外して使うことも、付けたまま一緒に畳むこともできる構造です。
現在、購入を検討している候補です。実物は確認できていないため、メーカーに問い合わせて仕様を確認しています。使用はしていません。

PETTENA MILOU Auto Stand
コットの大きさはMILOUと同じで、折り畳みと収納のしやすさを強化したタイプです。
現在、購入を検討している候補です。実物は確認できていないため、メーカーに問い合わせて仕様を確認しています。使用はしていません。
Auto Standは、MILOUの折り畳みと収納性を高めたタイプ
MILOU Auto Standは、コットの大きさはMILOUと同じです。
そのうえで、折り畳みと収納のしやすさが強化されています。
公式ページでは「最上級型番」とされています。
重力アシストによって、コットを付けたままワンタッチで畳み、そのまま自立できるのが大きな特徴です。
毎回カートを畳む我が家にとって、この違いはかなり気になります。
一方、MILOUは色の選択肢があり、価格もAuto Standより抑えめです。
今のところ私には、次のような違いに見えています。
色や価格を重視するならMILOU。
毎回の折り畳みや、自立収納のしやすさを重視するならAuto Stand。
Auto Standは現在クリームベージュのみなので、汚れの目立ちやすさについてもメーカーに確認しました。
回答では、黒よりは汚れが目立ちやすいそうです。
ただ、中性洗剤で拭き掃除ができ、使わないときはカバーを使う方法もあるとのことでした。
サスペンションの細かな違いは、今のところ分からない
MILOUは、公式ページで四輪サスペンション搭載と明記されています。
Auto Standについても、メーカーへの問い合わせで「サスペンションによる若干の揺れが生じることがある」との回答がありました。
一方で、公式ページ上の2機種のサスペンションの説明には、少し差があります。
構造や乗り心地がまったく同じなのかまでは、今のところ分かりません。
我が家の場合は、走行性能の細かな違いよりも、Auto Standで折り畳みと自立収納が強化されていることの方が、選ぶうえで大きな違いになりそうです。
幌の隙間は、以前ほど気にならなくなった
以前メーカーへ問い合わせたとき、幌を閉じても若干の隙間や遊びが生じる場合があると聞きました。
先ほども書いたように、我が家のトイプードルは、隙間を鼻先や前足で押してしまうことがあります。
そのため、最初はかなり気になっていました。
ただ、別売りの囲いを取り付けて使うことも想定された構造で、飛び出し防止リードも使えます。
さらに、AirBuggyに3頭を乗せたときには、深さのあるコットで、トイプードルも思っていたより落ち着いていました。
この経験から、飛び出し対策は「幌に隙間があるかどうか」だけで決まるものではないと感じるようになりました。
コットの深さや囲まれ感、飛び出し防止リード、そして飼い主の使い方も合わせて考えるものなのだと思います。
もちろん、どのカートでも絶対に大丈夫とは言えません。
でも、犬だけをカートに残して目を離すような使い方はしません。
そのうえで飛び出し防止リードなどをきちんと使うなら、「少し隙間があるから候補から外す」ほどではない。
今は、そう考えています。
実物を見に行けないので、購入後の変更についても確認した
PETTENAで少し悩ましいのは、実物確認です。
Auto Standは現在展示がなく、MILOUも、我が家から実店舗へ足を運ぶのは少し難しそうです。
そのため、どちらかを選んだあとに「やっぱりもう一方の方が合っていたかもしれない」となった場合についても、メーカーへ確認しました。
公式サイトにも返品条件の案内があります。
そのうえで、Auto StandからMILOUへの変更について尋ねたところ、条件を満たせば返品・交換が可能との回答でした。
主な条件は、次のとおりです。
- 商品到着後30日以内
- 屋外で使用していない
- 商品タグや付属品がそろっている
- 外箱や袋など、届いたときの状態を保っている
- 返送料は購入者負担
※2026年9月の問い合わせ時点の回答です。購入を検討される場合は、最新の条件を公式サイトやメーカーにご確認ください。
実物を見ずに選ぶことになるからこそ、こうした「選び直せる余地」があることは、少し安心材料になりました。
今のところ、PETTENAが一番条件に近い
ここまで比べてきて、候補の違いはかなりはっきりしてきました。
小さすぎず、大きすぎない。
必要な広さがあって、一人でも扱えそう。
今の我が家の条件には、PETTENAが一番近く見えています。
MILOUにするのか、Auto Standにするのかは、まだ決めきれていません。
でも、どんなカートを選びたいのかは、かなりはっきりしました。

まとめ|今の3頭だけでなく、この先も使えるカートを選びたい
最初は、次の順に条件を整理しました。
何を一番楽にしたいのか。
安全に使うために何が必要か。
暮らしの中で無理なく扱えるか。
そこから実際の商品を調べ、店舗で触り、AirBuggyには3頭を乗せてみました。
その中で見直したのは、次のようなことです。
3頭全員がいつでもゆったり乗れる必要はあるのか。
犬の快適さと、私一人での扱いやすさに、どこで折り合いをつけるか。
そして、今だけでなく、この先も使えるか。
我が家の3頭は、今はまだ歩けます。
でも、この先ずっと3頭で同じように使うとは限りません。
2頭になったとき。
1頭になったとき。
介護が必要になったとき。
そのときにも大きすぎず、扱いに困らず、必要なときにはしっかり犬を乗せられる。
今の私が探しているのは、
「今の3頭にも使えて、これから頭数や体の状態が変わっても、私一人で無理なく使い続けられるカート」
なのだと思います。
その条件に、今のところ一番近く見えているのがPETTENAです。
まだ最終決定ではありません。
でも、最初に「何を優先するか」を整理してから比べていったことで、自分にとって必要なカートの形は、かなり見えてきました。


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