年齢・体調別の目安と工夫
はじめに

老犬になってくると、病気ではないけれど、 体調がなんとなく思わしくないことが増えてきます。
「ご飯は1日何回がいいのか」 「量や与え方はこれで大丈夫なのか」
と迷うことも多くなります。
若い頃と同じ与え方では、体に負担がかかることもあり、 その子の状態に合わせた調整が大切になってきます。
この記事では、老犬の食事回数の目安と、 年齢や体調に応じた与え方の工夫について、 我が家で実際に行った体験を交えながらまとめています。
老犬のフードの選び方については、こちらでまとめています。 →「老犬のフードの選び方 ― 合わないと感じたときの見直しポイント」
老犬の食事回数の基本

老犬の食事回数は、1日2回が基本とされています。
1日1回では一度に食べる量が多くなり、 消化に負担がかかることがあります。 朝と夕方の2回に分けることで、 胃腸への負担を軽減しやすくなります。
我が家のトイプードル・キャバリア・チワワの3頭も、若い頃は1日1回でした。 7歳ごろになってフードを残すことが増え、 便がゆるくなったり、逆に便秘気味になったりと、 お腹の調子を崩すことが増えてきました。 通院のついでに相談したところ、 食事回数を増やすといいとアドバイスをもらいました。
また、体調や食欲の状態によっては、 1日3回程度に分ける方法が適している場合もあります。 我が家でも、下痢が続いたときには、 便の様子を見ながら少量ずつ与えるようにしました。
下痢が続くときの対処法は、こちらにまとめています。 →「老犬が下痢をしたときの対処法」
年齢・状態別の食事回数と与え方
老犬といっても、状態はさまざまです。 その子の様子に合わせて調整することが大切です。
元気な老犬の場合
食欲があり、体調も安定している場合は、 基本の1日2回で問題ないことが多いです。 運動量や体重の変化を見ながら、量を調整していきます。
食欲が落ちている老犬の場合
一度に食べられる量が減っている場合は、 食事回数を増やし、少量ずつ与える方法が有効です。 無理に食べさせるのではなく、 食べられる量をこまめに与えることで、負担を減らすことができます。
食欲が落ちている場合の詳しい対処については、こちらにまとめています。 →「老犬がごはんを食べないときの対処法」
体調が不安定な老犬の場合
お腹の調子が不安定な場合は、 消化に負担をかけないよう回数を増やし、 少量ずつ与えることが助けになることがあります。 フード自体の見直しも、同時に考えていく必要があります。
与え方の工夫
食事の回数だけでなく、与え方の工夫も大切です。
量の調整

食事回数を増やす場合でも、 1日の総量は変えないことが基本です。 回数だけ増えて量も増えてしまうと、 体重増加や消化不良の原因になることがあります。
我が家のトイプードル・キャバリア・チワワの3頭で、 1回から2回に変えたとき、 お皿に入ったフードが少なくて可哀想になってしまい、 つい足してしまいました。 その結果、太りやすかったチワワとキャバリアは、 ハーネスがパンパンで止まらなくなるほど太ってしまいました。 動物病院の先生に「総量は同じにしてください」と指摘されて、 初めて反省しました。
フードの状態を調整する

老犬になると、硬いフードが食べにくくなることがあります。 そんなときは、
- ぬるま湯でふやかす
- 軽く温めて香りを出す
といった工夫で、食べやすくなることがあります。
我が家のトイプードルは、落ち着いたフードがロイヤルカナンのプードル用でした。 ただ粒が大きめで硬かったようで、 自分でフードボウルから足元に数粒出し、 少しずつ噛みながら食べていました。 そのうち嫌がって食べなくなってしまったので、 水分を少し足すと食べ始めました。 特にお湯を足して香りを立たせると、食いつきが良くなりました。
フードの選び方や切り替え方については、こちらにまとめています。 →「老犬のフードの選び方 ― 合わないと感じたときの見直しポイント」 →「老犬3頭のフード迷走記①」
食べやすい環境を整える


食べる姿勢や環境も、老犬には大切な要素です。 食器の高さを調整することで、 首や足への負担を軽減できる場合があります。
我が家では、足のあるフードボウルに変えました。
チワワは、ダイソーで買える軽いもので十分安定して食べられ、 食事中の咳き込みがほぼなくなりました。
トイプードルは、フードを自分なりに取り出して工夫するので、 陶器の少し重みのある足付きの器に変えました。 食べながら喉に詰まらせるような咳も、なくなりました。
キャバリアは食べ方が激しく、 フードと水を台の上に並べたら、 長い耳が水に浸かってベタベタになってしまいました。 フードだけ別の場所に置き、水だけ台の上に残したところ、 むせることなく飲めるようになりました。
トイプードルとキャバリアは若い頃、 早食い防止のフードボウルを使っていた時期もありましたが、 歳をとってからは早食い防止より、 食べやすい位置に整えることの方が大切でした。
食事の時間と場所を安定させる

毎日同じ時間、同じ場所で食事を与えることで、 安心して食べやすくなることがあります。
我が家のトイプードル・キャバリア・チワワの3頭は、 食事の時間が近づいてくると 「そろそろですよね」と訴えにきます。 私が他のことに気を取られていると、 チョンチョンと手を伸ばしてきたり、 足にまとわりついたり、膝に乗ってきたりします。
立ち上がると「待ってました!」とばかりに、 それぞれのケージへ飛んでいきます。
3頭いるので、ケージの中の方が落ち着いて食べられるようです。 それぞれどれくらい食べているかも確認しやすく、 私にとっても助かっています。
まとめ
老犬の食事回数や与え方に、決まった正解はありません。
基本は1日2回ですが、 食欲や体調に合わせて回数や量を調整することが大切です。
食べやすさや環境にも目を向けながら、 その子に合った方法を少しずつ見つけていく。
我が家でもまだ試行錯誤は続いていますが、 毎日の食事の時間が、3頭との大切なひとときになっています。
フードの選び方や見直しポイントについては、こちらにまとめています。
→「老犬のフードの選び方 ― 合わないと感じたときの見直しポイント」
→「老犬3頭のフード迷走記①」



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